【ドイツと日本の大学の構造上の違いとは?】


ードイツの国公立と私立大学の違いについて、解説します🔦



今日は、大まかに、ドイツと日本の大学の構造上の違い国公立大学と私立大学の違いについてご紹介します❗


ドイツの大学制度は「実学重視」「専門性重視」が特徴です。🤔


大学には、大きく分けて2つの種類があります。



ひとつは理論中心の「Universität(総合大学)」
もうひとつは、実践教育に特化した「Fachhochschule(実践型大学〈応用科学大学ともいう〉)」です。


日本ではどの大学も基本的に「大学(University)」に一本化されていますが、
ドイツでは志望する進路に応じて大学の種類が明確に分かれています。



Q: Uni総合大学とFachhochschule実践型大学の違いはなんですか?



A: Uni総合大学は、学術研究や理論的知識の習得に重点を置き、将来的に大学院進学や研究職、または大企業の本社勤務、国際機関への就職などを目指す学生が多く進学します。



一方でFachhochschuleは、実務に直結したカリキュラムが特徴で、インターンシップや企業プロジェクトを多く取り入れ、卒業後すぐに実務の現場で活躍できる力を養います。


学生たちは、進路の希望によってこの2つを選び分けており、

たとえば「理論や研究を深めたい」「国際機関に就職したい」という人はUniを選び、

「早く社会で働きたい」「企業で実務経験を積みたい」という人はFHを選ぶ傾向にあります。


近年ではFH卒業生の即戦力としての評価も高まっており、UniとFHの地位の差は縮まってきています。🤔


ただし、医師や弁護士などの専門職を目指すにはUniへの進学が必須⚠であり、この点は進学時の重要な判断材料となります。


将来の職業像に応じてどちらの道が自分に合っているかをよく考えることが、ドイツの学生にとって当たり前の進路選択プロセスとなっています。




Q:日本の高校生はドイツの大学にすぐ入学できるの?


A: いえ、その点は注意⚠が必要です。


日本では高校卒業後すぐに大学に進学できますが、ドイツでは外国人(非EU出身者)は「Studienkolleg(留学生予備コース)」を経てから大学入学資格を得るのが一般的です。


これは、語学力と基礎学力を補強する準備課程で、
日本の高卒者も原則としてこのステップを経る必要があります。


Studienkollegの修了時には、FSP(大学入学資格試験)に合格することが求められます。


Q: ドイツの大学、国公立と私立の違いは?



A: ドイツの大学は国公立が主流で、授業料が非常に安価(多くの州では無料、または学期ごとに数百ユーロ程度の「学期費」のみ)です❗


経済的負担が軽く、誰にでも開かれた教育制度が整っていることから、社会的に広く支持されています。


この「学びたい人に平等なチャンスを与える姿勢」は、ドイツの高等教育制度の大きな特徴といえます。




ただし、国公立大学にはいくつかの課題もあります。


授業は原則として自己管理型で、学生一人ひとりに対するサポートは限られています。


そのため、大学の卒業率は50%未満とも言われ、特に外国人学生にとっては中退のリスクも高くなります。


そこで、確実に卒業し、就職への道も描きやすいのが、私立大学です。🔦



私立大学は授業料がかかるものの、年間費用はおおよそ6,000〜12,000ユーロ程度が相場です。



一見高額に見えるかもしれませんが、少人数制クラス手厚いキャリアサポートが充実しており、卒業率は80〜90%以上非常に高い傾向があります。



多くの私立大学では、在学中からのインターン紹介企業との連携プログラムが用意されており、就職支援に力を入れている点も魅力です。



今日は、ドイツの大学の大きな枠組みについてご紹介しました。


ダヴィンチ留学アカデミーでは、日本の高校を卒業後の若いみなさんが、
ドイツ国公立大学への進学を目指す選択肢に加え、
就職を見据えた、より実践的な教育が受けられる私立大学への進学支援にも力を入れています❗


それぞれの学生にとって最も合った進路を一緒に見つけていけるよう準備段階から大学卒業までをサポートしています。🍀

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